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AIがますます普及化される今、脳も健康管理の一部として生きていく必要について

2025.08.07

本日のタイトルは、「老化だから」「認知症かも」といった理由で受け止められることではありません。

私自身も、感じていることです。

こんな状態になったこと、ありませんか?

・言葉がふと止まるときがある。
・文章(メール)を最後まで読めなくなった。
・長文になると自然と目が斜め読みになる。
・思っていることを言語化できない。
・深く考えられない。
・怒涛のように時間が過ぎる感覚がある。

見覚えのある方は、よろしければ、この先へお進みください。


問題の原因

現代は、脳が処理できないほどの情報を取り入れることが、生活の一部です。

そして、以前はIT業界にみられた不健康さが、一般化しています。

肉体の不健康はもとより、精神疲労、記憶障害、心の病です。

現場でクライアントさんに対応するなかでも、以前はなかった症状が現れています。

それは、言葉の流れです。

話を途中で忘れてしまう、言葉が出てこない、話がコロコロ変わる。

言葉が、フリーズする。

この原因は老化だけではなく、頭の中が、開いたままのタブがいくつもあるブラウザのようになっているからです。


現代人は、この脳の危機を乗り越えることで進化する過渡期にいます。

人間の心と脳は、大量の情報を処理するようにはできていません。

しかし現代の心と脳は、質よりも量、抽象的ではなく合理的に使われ、大量生産で、速さとマルチタスクをよしとされています。

このとき神経は、闘争・逃走反応の状態です。

血流と脈拍が速くなり、呼吸はうつ病特有の肩呼吸になります。

そのため、ソワソワ、イライラ、焦り、睡眠障害が生じて不安になります。

このような精神状態で、スマホから大量の情報に接しているのです。

そればかりでなく、情報に接するということは、それを機に記憶が浮上してくることです。

ですから、外から内からと二重の情報で圧迫されているのです。

これが、パンパンの状態、時間がない、休む暇がないという感覚が生じる原因です。

スマホから絶えず目新しいものが押し寄せ、人の気を散らす社会は、精神を脆弱にさせられていることに気づかなければなりません。


テクノロジーの進化も、情報のスピードも、もはや止まることはありません。

だから、それに対応した何か「手」を打たなければならないでしょう。

それは、「静けさ」です。

喧騒の世界で、変化が目まぐるしく、刺激的で、気を散らされる中で生きているからこそ、その逆の世界を持たなければなりません。

あなたは、静かに、繊細な人になり、外に反応するあなたを一旦やめて内省へ。

刺激を受け、振りまわされる側から、観る側へ。

マルチタスク、タスクの素早い切り替えから、一つのことに集中する、質を深める行動をとる。

心と脳が、あなたの日常を思い出さない静かな場所に篭る。

これらを、静けさのレッスンを通して、インクルーシブで実践できます。

スマホのタブを閉じるように、開いたサイトの履歴をキャッシュクリアするように、頭の中の情報と、それによって浮上した記憶を解放します。

そうして内側に静けさが訪れたら、デジタル機器のない環境で、うっすらした灯りのなかでドップリ浸ってください。

なるべく、お一人か、少人数で。

この間に、心と脳、身体のネットワークを再構築できます。

創造性、記憶力、想像力は、静けさのなかで再生されます。

日常のルーティンに、一つの区切りを取り入れることによって、内側に余白ができます。

これは、もはや余暇の趣味ではなく、処方箋のように捉えるべきです。

不安が軽減され、人生を恐れからではなく、希望から計画していけるようになります。

静けさ、余白。

この見えない力は、この時代ならではの生きる力です。

どうぞ、そなえてください。


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