
コラム
思考の9割は、他人のことばでできている
2025.06.30
借りものの言葉で生きていないか?
あなたはいつも、どんな言葉で自分を語っていますか?
例えば:
- 「私はこういう性格だから」
- 「やっぱり私には向いてない」
- 「うまくやらなきゃいけない」
- 「もっと頑張らないと」
それは、いつ・どこで・誰からもらった言葉だったのでしょうか?
もしかすると、それは母親の口癖かもしれないし、
社会で求められた態度かもしれません。
あるいは、成功者の語るメソッドかもしれない。。。
気づかぬうちに、私たちは
他人の思考パターンや言語の型を
“自分の声”として使ってしまっているのです。
現代人の「思考の素材」は、“借りもの”だらけ
今の私たちは、情報を吸収する力に長けています。
SNS、ニュース、書籍、動画…
しかし、膨大な知識や言葉を取り込む一方で、
「それは本当に“自分の声”なのか?」と確認しません。
こうして思考の素材が他人のもので埋まると、
心は次第に自分を生きる実感を失っていきます。
他人の生き方になっていくのです。
なぜなら、心には自己認識する意識はないからです。
心にも身体にも、個人意識はありません。
「これは私自身です」
「これは私の外側にあるものだから、私ではない」
と言うことはできないのです。
だから、他人の意見が自分の中に混在してしまう。
自分で決めた選択なのに、納得した感じがしない。
やりたくて始めたことなのに、いつも途中で苦しくなる。
「本当は違う気がする」と思ってもやめられない。
こんなふうに思うことは、ありませんか?
あなたが今、人生の転換期で、
こんな声が大きく聞こえてくるとしたら、
今こそ、自分の人生を問い直すときです。
“静けさ”は、自分の声を回収する時間
ここで大切になるのが、「静けさ」の技法です。
静けさとは、精神的技法のことです。
ただ音がない状態のことではありません。
あなたの中の他人の声が沈んでいき、
自分の声が浮かび上がってくる意識の余白。
この余白があるからこそ、
気づける、見えるようになることがあるのです。
思考の材料が「他人発」だったことに気づく。
自分が信じていた「正しさ」が、どこからきたのかが見える。
「これは違う」と感じる感覚に立ち止まれる。
余白は、最大の癒しの力です。
あなたが無意識でいたところに、気づかせてくれるからです。
人生の転換期では、これまでの流れが止まったような、
立ち止まるように強いられているような
こんな感覚になります。
それは、こうした“回復のプロセス”が、
今のあなたに必要ですよ、というサインです。
思考の素材を、借りものから魂の声へ
人生の後半で必要なのは、新しい情報ではなく、
“自分自身の声で生きるための構文”を取り戻すことです。
そのためにまず、問いかけてみてください。
🔸「私は今、誰の言葉を話しているのだろう?」
🔸「この“ねばならない”は、どこで拾ってきたのか?」
🔸「本当は、私は何を望んでいるのか?」
この問いを繰り返すことが、“ことばの再構文”の始まりとなります。
そして、魂の声で自分の人生を語れる人は、
誰とも競わず、
どこにも迎合せず、
静かな信頼とともに生きていくことができるのです。
ここに書いてあることは、
あなたより少し先に人生の後半を歩む
私も経験してきたことです。
だから、人生の前半から後半への過渡期に味わう
苦しみ、痛み、孤独、よくわかります。
人生の転換期には、それまで体験しなかった
精神的葛藤、思考のゆれ、感情のざわめき、
忘れられない過去、記憶、身体の不調、、
こうしたことが日常を占有するようになります。
これは、手放す時期だというサインです。
人生の後半では重荷になるからです。
この手放しの時期で、困っていませんか?
そんな方の窓口を、ご用意しております。
そっと、ご案内いたします。
魂のまなざしセッション
言葉にならない想いに、静かに耳を澄ませる
「誰にも言えなかったこと」
「自分でも整理できない想い」
そんな心の襞(ひだ)に、
そっと灯りをともすような対話です。
傾聴でも、心理分析でもありません。
魂の視座から、あなたの本質に寄り添い、
深い安心と解放を届ける静かなセッションです。
概要は、こちらになります。
対面またはオンラインにて対応
時間:60分
料金:10,000円(税込) / オンライン
料金:12,000円(税込) / 対面
予約:火〜日曜 10:00〜18:00
話すことで、楽になることがあります。
頭の中を占めていた言葉がスッと消え、
あなたの内なる静けさがふたたび息を吹き返します。
あなたの心の奥にある、
日常会話の中では語りつくせないこと。
分かり合えないこと。
魂の視座から耳を傾け、
言葉を紡ぎ、あなたに言葉で寄り添います。
対面、または、オンラインで。
あなたが話しやすい空間を、お選びください。
体験された方のお声
「誰にも言えなかったことを、言葉にしなくてもわかってもらえるような、不思議な安心感に包まれました。」— 50代・女性・看護師
「傾聴でもない、心理カウンセリングとも何か違う、「魂の対話」とでも言うのでしょうか。。。話すことで、癒されることを知りました。」— 30代・女性・保育士
「話を聴いていただいてるうちに、なぜか涙が止まらなくなりました。記憶が解放されたんだなと思いました。あの時間は、今も私の中に残っています。」— 60代・女性・主婦
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セッションをご希望の方は、下記リンクよりお申し込みください。
あなたの静けさへの旅路が、やさしく始まりますように。
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