
コラム
【魂の詩】忘れていた本当の私
2025.05.25
「わたしって、どうなりたいんだろう」
と、ふと呟かれた生徒さんがいました。
家族の中の役割、職場で求められる姿、周りの空気に合わせて生きているうちに、私たちは、いつしか「本来の自分」を、置き去りにしてしまうことがあります。
静けさの中に身をおいたとき、心の奥から聴こえてくる声がありました。
「あなたは、最初から、あなたでよかったのよ」
❖ 詩:「忘れていた本当の私」
ずっと忘れていた
小さなころの わたし
泣いたあとに
ぐっすり眠る あの顔も
好きな色や
大切にしてた宝物
誰も見ていない時間の
わたしのまなざし
それらを
思い出せないくらい
頑張って 生きてきた
けれど 今
しずかに目を閉じると
胸の奥がぽっと温かくなる
本当の私は
ずっとここにいた
あなたが思い出してくれるのを
待っていた