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あなたが本気で瞑想をはじめるときに現れる人生のサイン

2025.09.06

今、多くの情報が飛び交い、さまざまな人の価値観が発信されているため、感情的にならざるを得ない状況で生きていることを意識したことはありますか?

情報は、低位の内容であればあるほど、感情を揺さぶるように生成されています。

ですから、精神的な成長にふさわしいとは言いがたい状況に置かれています。

この中で、どのようにして自分の精神を高めていけるでしょうか?

あなたは今、私と同世代の女性の方でしょうか?あるいは、40歳を通過して人生の後半に入った方ですか?

もしそうなら、本日のコラムは有意義な内容になりますので、よろしければお読みください。

なぜ有意義になるのか、それは、私の発信している内容、瞑想の庵を通してご提供している内容は、女性の内面の成長を促進するからです。

AIの進化により、私たちは自分の心を働かせて言葉を織りあげることも、思考することもなくなる一方です。

精神が未熟なまま年老いていく流れに乗っていることに、あなたは気づいていますか?

そんな時代であっても、あなたは精神的な成長の機会をつかんでください。

そのための環境を、ここから静かに、確かに、提供し続けています。


あなたに教えたい本当の瞑想の力を

人生の後半は、それまでに経験しなかった人生ドラマが続いていきます。失っていくことを学んでいくのです。

ですから、人生の後半こそ、体力、気力、精神力と忍耐力が必要になるときです。

もちろん、私自身もそのドラマを味わっています。ヨーガの指導者だからといって、ないわけではありません。

コラムを遠くからそっと読み続けてくださるあなた様と同じように、生活の困りごとはありますよ。

先日、老人ホームで暮らすアルツハイマー認知症を患っている母から、ものすごい形相で物を投げつけられました。

それまでは落ち着いていた母の状態が、一瞬で変わったことを機に、私の身体に過去の反応が再現され始めたのです。

私は、この内面のネガティブ反応を観察し続けるだけの精神力と体力、理性を、長年のヨーガの実践で身につけていますが、それでも古傷がよみがえることの耐え難さはあります。

全身の倦怠感、脳裏に浮かんでくる過去、怒りの感情などが、神経から筋肉、関節、血液の状態にまで及んでくるため、一瞬でも観察の意識を外すとトラウマに囚われます。

この状況のなかで、私はこう思いました。

このスキルがない私と同世代の女性たちは、どうやって、過去のトラウマに耐えているのだろうと。

人生には、さまざまな問題から生じる心と身体の痛みがあります。

人生の後半を生きる女性のあなたに、これに耐えられるだけのスキルを身につけてほしいと願います。

そのスキルとは、瞑想です。

瞑想は、座って目を閉じて行うことだけを瞑想と思っていませんか?

瞑想は、その場かぎりのリラックスの効果だけではありません。

どんな環境で、どんな人生を生きていても、その状況から新しい人生を切り開く力です。

そして、トラウマが身体によみがえっても、意識を今ここに留めておくためのスキルなのです。

この瞑想を身につけていたから、母の豹変を目の前にしても理性を失わず耐えられたのです。

この耐えるとは、今起きていることをきっかけに、記憶を蘇らせないことです。

私が述べていることは、理想論にしか聞こえないことは承知しています。

しかし、理想論を言うほど私は若くありません。

人生の紆余曲折を生きてくると、理想論ではなく事実のみが今を乗り越える力になります。

だからこそ、私の発信していることは、学んだ知恵が私の事実になったことなのです。

瞑想は、現状突破の力ですが、ある状態になるまでは人生で出会っても流れていくでしょう。

情報を追いかけ、フェイクニュースを鵜呑みにし、人間の外見的なこと、世間体に意識が向いている限り、瞑想の必要性を実感することはないのです。


瞑想に出会うときの訪れ

たとえ、合理的に思考が働き、弁が立ち、知的な存在感を放っていたとしても、多くの人生の変化を経験し、人生の苦楽を味わい、利己的な生き方を通して成功と物欲に没頭した人生に沈み、そして、そんな自分に不満を抱くまで、精神的な成長への衝動は起こりません。

しかし、一度でもこの衝動がわいたら、人は自らの意識をそれまで味わってきたものとは真逆の精神的なものに向けるようになります。

精神世界という、これまで半信半疑であった未知のものに対する情熱がわき、自分を生かしている魂に意識が向かい、それとのつながりを求めるようになります。

社会的な成功を味わい、多くの人々から承認を得られる外見も才能も得て、物欲も満たしてきたけれど、それらからは本当の満足と安心感、生きる力を得られないことがわかる地点に辿り着くのです。

今の自分を超えた誰かに憧れ、自分もそうなるための方法を探し、手を伸ばしていくようになります。

この衝動が、すべての障害を克服する力です。

あなたは、これまで見てきた世界から反転し、内面に意識が向かい、自分がなぜ生まれてきたのか、なぜ生きているのかを探求し始めるでしょう。

そして、瞑想を学び、瞑想を通して人生を洞察し、熟考し、人生のからくりを見抜き、やがて瞑想の成果を収穫していくようになります。


人生の前半は、社会の波に乗って生きるための一時しのぎのリラックスの瞑想で済んでいたことでしょう。

しかし、人生の折り返し地点を通過したあなたに、その瞑想のレベルでは満足できないはずです。

本当の瞑想を身につけてください。

ご興味のある方は、拙著「覚醒のヨーガ」第六章をご確認ください。

身につけたい方には、実践法を個人指導しております。

指導内容の心の鎮め方「紐ヨガ」実践講座をご覧ください。

心の鎮め方を身につけて、トラウマや古傷に人生を遮らせることなく、あなたの魂が望んでいることを果たして生きる人生の後半をスタートしてください。