
コラム
あなたの人生に喜びをもたらす内なる静けさ
2025.08.28
日常で、ソワソワ落ち着かない、集中できなくなる、怒りっぽくなる、そんなときはありませんか?
心臓を通して顕れる魂の基盤「ハートのチャクラ」は、人生の満足と喜び、思いやりの感情と関連しています。
何かの拍子でこのチャクラのバランスが崩れると、悲しみや疎外感、不貞腐れたり、怒りっぽくなったり、人間関係のストレスも溜まりやすくなります。
また、呼吸が浅くなるため、眠りが浅く、体調もすぐれないと感じることもあるかもしれません。
これは、特別なことではないので、安心してください。生活にまつわるストレスです。
安心できないのは、この状態のまま何日も過ごしてしまうことです。
こんな時は、静けさのレッスンにお越しください。
静けさのレッスンでは、日常の動作のスピードと反対のゆっくりのリズムを身体に与えます。
呼吸とともに、意識しながら、ゆっくり動くテクニックに集中します。
ハートのチャクラを守る胸、肩、肩甲骨のまわりの筋肉の奥の方を刺激し、コリをほぐします。
参加されている方は想像つくと思いますが、ここをほぐすと、なんとも言えない安堵感が生じてきますよね。
この辺りがハートのチャクラに近いから、ならではの味わいです。
この味わいは、表面的な皮膚ではなく、キッチンの三角コーナーのように、老廃物が溜まる骨に近い部分の筋肉を伸ばすことで経験できます。
この味わいとともに、信じられないくらい呼吸が深まります。
ここまできたら皆さんに、「ため息を吐いてください」と促します。
ため息は、吐けずに胸にたまった息を出すための呼吸です。
日常では、ハートのチャクラのまわりの筋肉は力が入っているため、なかなか吐けません。
静けさのレッスンでは、とにかく吐くことに重点を置き、日常でたまったうっぷん、悔しさ、我慢、抑圧といった感情を出していただきます。
女性は、男性に比べ、この感情を経験しやすいだけに、出させてあげなければなりません。
たまっていることが原因で、病気に発展していく可能性もあるからです。
身体の深い部分がほぐれ、呼吸が深くなると、レッスンが始まったばかりのときはイラッとしたゆっくりの動きが、不思議と苦痛ではなくなります。
日常の忙しい自分から、静かな自分へと移行していくのを目を閉じていても感じられます。
この内なる静けさと、心の余白を取り戻したところで行う瞑想が、静けさのレッスンのクライマックス。
そして、最後のシャヴァ・アーサナでは、8時間の睡眠に匹敵するリラクゼーションで、感情的な疲労を解放します。
レッスン後は、本来の静けさと余白のある自分に還っています。目を閉じると、穏やかで落ち着いた感情が内側に広がっています。
その静けさが、本来のあなたの強さです。
日常でイラッとした自分を反省したり、意地悪な考えを改めたり、できないと思っていたことに対する勇気が湧いてきたりします。
それは、静けさを通して魂の声がハートのチャクラに響いているからです。
レッスン後は、日常の世界へ再び戻る準備が心と身体に整っていますよ。当庵にいらしたときとは、違うあなたになって。
だから、安心して家路についてくださいね。
それでは、8月最後の日曜日のレッスンでお会いしましょう。