
コラム
ヨーガは、おひとり様で
2025.05.15
庭のバラが咲きほこれています
ピンクと真紅のバラが、満開になりました。
暖房も冷房も必要のないこの季節の瞑想ルームは、とても静かです。
この時期ならではの静寂を、どうぞ逃さずにご体験ください。
現代を生きる私たちの五感は、常に何かにさらされています。
音、情報、電磁音、人の声、物の音・・・
この刺激を、ほんの一瞬でも神経に触れさせないであげられたら、身体も心も、どれほど休めるでしょう。
私じしんは、このサロンが私宅になりますので、いつもこの静寂の中におります。
私宅を瞑想サロンにするため、半年かけて、家のなかの不要なたくさんの「物」を手放しました。
私の物だけではなく、家族のもの、食器や大きな家具、亡き父のものや、老人ホームに移住した母のもの、仏具や神具などなど・・・などなど、などなど・・・♾️
これらを手放すには、頭で考えると動けなくります。
今やってしまおう!
勢いがなければ、地下からロフト部屋に至るまでの不要なものを手放すなど到底できません。
今は、物がないぶん家の中に声が響くほど空間ができました。
ご家族と暮らしていると、以前の私もそうでしたが、なかなかこうはいきません。
ですから、皆さまには、せめてサロンにいらした一瞬だけでも、「余白のある空間」のなかで瞑想していただきたいのです。
物には想いが宿る
物には、想いの記憶が宿ります。
物に過去のストーリーがついていると、五感にその物が入ってきただけで、意識が今この瞬間から去って行ってしまいますよね。
そうすると、今この年齢で必要なことが見えなくなります。
過去の経験から、考えるようになってしまうからです。
必要なことに気づくのを妨げるのは、物だけではありません、人もそうです。
以前、自分のなかの静けさに触れたヨーガレッスンの直後、こんなひと言をこぼされた方がいました。
「ずっと、このままの自分でいたい」と。
それに対し、ご一緒にいらしていた友人の方は、間髪いれず「それは人間だからできないよ」と。
その方の今までわいてくることのなかった想いが、ご友人のたった一言で、一瞬でしぼんでいくのがわかりました。
私たちは、こうして自分の本当の想いを、他人の意見で簡単に削除されています。
そして、そのことにも気づかずに。
ヨーガはソロで
瞑想の時間は、いつもの関係の中ではない中で行う方が良いのです。
友達どうしや家族と一緒、ではなく、ヨーガや瞑想の時間は、お一人で過ごされることをお勧めします。
インドの師も「ヨーガを実践する際の心がけ」の一つとして、おっしゃっていたことです。
とくに、私のサロンで行っていただくヨーガは、日常では届かない心の深いところに入ってまいります。
そこには、日常に流されている身体では、気づくことのできない本当の想いが宿っています。
その本当の想いに触れたとき、人生は変わっていくのです。
気兼ねない友達と一緒も楽しいですが、自分の気づきに反することを気軽に言われてしまうと、人生の変化の入り口が一瞬で閉ざされることになります。
これでは、せっかくお時間をとってヨーガにお越しいただいても、もったいないですね。
こうしてほとんどの方が、ヨーガの効果をいただくことなく、運動効果で終わってしまっているのです。
ヨーガは、その時間だけではなく、その前後の時間、そして、誰と行うかもとても重要なのですよ。
この瞑想サロンは、皆さまが「いつもの自分」から、身体も心も、離れられる機会をご提供しております。
扉を開けた瞬間から、身体が日常を忘れていくように作られています。
それは、私の存在と、私の意識、そして、声です。
声は、波動です。
この波動に、神経が反応して、皆さまのお身体の緊張がやわらいでくださるからこその、瞑想の深みです。
いつもの自分ではない、本当の、静かな自分に出会ってあげてください。
ヨーガレッスンは、その窓口です。
ぜひ、お越しくださいませ。
5月は、18日(日) 10:30〜12:10 1名さま、
22日(木) 10:30〜12:10 2名さまの予約枠がございます。
6月は、予約枠にスペースがございます。
日曜、木曜、いずれも10:30〜12:10 です。
初めての方は、初回限定で、ワンレッスン4,000円でご体験いただけます。
お問い合わせのページから、「初めてです」とご連絡くださいませ。丁寧にご案内いたします。
冷房を稼働させ、音が入る季節になる前に、この静けさを。
その静けさの中で、出会う本当の自分の想いに、気づいて差し上げてください。