
コラム
生きづらさを改善していくとき必要な「環境」と「背中を押してくれる人」について
2025.03.14
本日のコラムは、生きづらさをなかなか改善できず悩みつづけている人々に、変わるきっかけになる大切なことをヨーガの指導現場から語っていきます。
生きづらい心を変える、自分を変えるということは、ダイエットと同じです。
ダイエットの成功になくてはならないことは「継続」ですね。
1ヶ月に一度だけ食事を抜いてダイエットドリンクを飲んでも、体重は減りません。
それと同じで心を変える方法は、一定の期間、定期的に、同じ量の、同じ刺激を、与え続けてください。
そうすることで、変化が起きない凝り固まったところに変化の力に対応できる柔軟さがそなわり、変化のプロセスが始まっていくようになります。
変わらないと悩み続ける原因の9割が、「継続できない」ことから考えると、自分の家で自分だけで続けていくことは困難です。
心を変えたいと思ったスタート地点には、身体に「ダメな自分」「変わらない心」が、デンと居座っているからです。
この重たいエネルギーの身体で、まだ現実になっていない理想を重たい心で想像し、それを実践の原動力にできなければなりません。
これは、そうとうのエネルギーがいるだろうなと想像がつきますね。
ですから、心を変えたいと思う人に必要なことは、その重たい身体のエネルギーとは真逆の状態になれる場所、真逆のエネルギーを発振している人の影響を受けることです。
ダイエットコーチに食事内容を伝え、フィードバックして食べ方を管理してもらうように、続けていくモチベーションを落とさないように背中を押してもらうこと。
心を変える実践のスケジュールを先に組んでしまうことも、変わらないと悩んでいる人には有効です。
心を変えたいと思う初期段階のうちは、誰もが落ち着きがない、不安定、散漫な心と言われる状態でスタートします。
この心には、不安定とは真逆の安定という要素が必要です。
心を変えたい想いから、ある実践をスタートさせたら、その動機と実践は常にセットで自分に携帯してください。
「やったりやらなかったり」「ランダムに」「不定期に」「次のダイエットまで間が空いてしまう」といったやり方で不安定な要素を身につけることは避けましょう。
続けられない心を増幅してしまうからです。
今度は成果のでる方法で心を変えて、その心を人生で実感し、喜びを味わっていきましょう。
今まで通ってこなかった新しい道に意識が向かいますように。